『最近、お水をたくさん飲む』
『おしっこの量(回数)が多くなった』
などあれば、病気のサインかもしれません。

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犬猫の多飲多尿とは?
〝多飲〟とは1日に100ml×体重(kg)以上のお水を飲む状態です。
(体重10kgの子の場合には1日で1000ml以上のお水を飲む状態)
(体重10kgの子の場合には1日で1000ml以上のお水を飲む状態)
〝多尿〟とは1日に50ml×体重(kg)以上のオシッコをする状態です。
(体重10kgの子の場合には1日で500ml以上のオシッコをする状態)
自宅でオシッコの量を測ることは難しいので・・・
1日に110ml×体重(kg)以上のお水を飲む状態を〝多飲多尿〟と考えます。
(体重10kgの子の場合には1日に1100ml以上のお水を飲む状態)
(体重10kgの子の場合には1日に1100ml以上のお水を飲む状態)
多飲多尿を引き起こす代表的な病気
- 糖尿病(犬の糖尿病/猫の糖尿病)
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
- 腎不全などの腎疾患
(犬の慢性腎不全/猫の慢性腎不全) - 甲状腺機能亢進症
- 子宮蓄膿症
- 肝不全
- 高カルシウム血症
👉犬のリンパ腫/猫のリンパ腫 - 尿崩症(中枢性、腎性)
- 心因性多飲
自宅で1日の飲水量を測るには、ペットボトルなどにあらかじめ多めの水を入れておき、そこからお皿に水を注ぎ足してあげることで、1日の最後に大体どれくらいの水を飲んだか測ることができます。
〝多飲多尿〟には重大な病気が隠れていることが少なくありません。
病気のサインを知っておくことで、病気の早期発見に繋がります。
飲水量には個体差があります。
計算上〝多飲多尿〟にあてはまらなくても、普段と比べて明らかに飲水量が増えた場合にも注意が必要です。

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