猫の上部気道感染症(猫かぜ) まとめ

目次

猫の上部気道感染症(猫かぜ)とは?

猫の上部気道感染症は、ウイルスなどによって引き起こされる鼻汁やくしゃみを主症状とする病気です。免疫力の弱い幼猫、ワクチン摂種を受けていない猫、他の病気にかかっている猫などに発症します。 特に幼猫では重要な病気となります。

猫の上部気道感染症(猫かぜ)の原因は?

  • ウイルス感染
    👉猫ヘルペスウイルス
    👉猫カリシウイルス
  • 細菌・クラミジア感染

猫の上部気道感染症(猫かぜ)の症状は?

  • 鼻汁、くしゃみ
  • 大量のめやに
  • 結膜の充血や炎症
  • 食欲不振、発熱など

猫の上部気道感染症(猫かぜ)の診断は?

  • 症状からの推測
  • ウイルスの検出
  • 細菌の検出

まずは症状から推測して、猫かぜの治療をすることがほとんどです。

猫の上部気道感染症(猫かぜ)治療法は?

  • 抗菌薬
  • 抗ウイルス薬
  • 対症治療
    ・症状にあわせた治療

猫の上部気道感染症(猫かぜ)の治療のみとおしは?

幼猫や免疫不全状態にある猫では死亡する可能性がありますが、多くの場合、症状は10〜20日程度で改善します。ウイルス感染についても適切な支持療法を行えば長生きできます。ただし、ウイルス感染症は症状がなくなっても体内にウイルスを保有して、ウイルスを排泄することが知られています。そのため再発や他の猫への影響を考慮しなければいけません。

猫の上部気道感染症(猫かぜ)の予防は?

  • ワクチン接種
    ・猫ヘルペスウイルス1型
    ・猫カリシウイルス
目次