犬猫のマダニ症　まとめ

マダニは公園や林などの草むらで動物が来るのを待っています。
ヒトにも重大な病原体を媒介するので、特に春〜秋にかけては予防が重要です。

吸血前のマダニは約3mmととても小さく、気づかないうちに寄生していることがほとんどです。

最近ではSFTS（重症熱性血小板減少症候群）というマダニ感染症が国内でも年々増加しています。2019年度の国内の人の感染者数は97人で、5人の死亡例も出ています。致死率も高く非常に危険な感染症です。犬猫にも感染します。

毛の薄い場所に寄生しやすいです。

無理にマダニを取るとマダニの顎の部分が皮膚内に残り皮膚炎を起こすことがあります。

最近では、ノミ・ダニ、フィラリア、消化管寄生虫の予防が一度に出来るオールインワンの予防薬（治療薬）を使うケースが増えています。
投薬も一度に済み、とても便利ですが、やみくもにオールインワンにするのではなく、その子その子の生活に合わせて予防の対象を決めることも大切です。

持続性マダニ駆除薬にはたくさんの種類があります。
チュアブル錠タイプ、液剤を皮膚に垂らすタイプ、首輪型など様々です。