まとめ

犬と猫の蛋白漏出性腸症 まとめ

蛋白漏出性腸症とは?

様々な腸疾患に伴い、 腸管内に蛋白が漏れ出てしまう病気です。
血液中の蛋白濃度が低くなることで腹水などの症状が出ることがあります。

蛋白漏出性腸症の原因は?

  • 様々な腸疾患
    👉腸炎 など
  • 食物アレルギー
  • 全身性の免疫疾患
    👉全身性エリテマトーデス(SLE)など
  • 腸管腫瘍
    👉リンパ腫、腺癌  など
  • リンパ管拡張症
  • 静脈性高血圧
    👉右心不全、門脈圧亢進症 など
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蛋白漏出性腸症の症状は?

  • 腹水(胸水)
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 飲水量•尿量の増加
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蛋白漏出性腸症の診断は?

  1. 血液検査
    👉低アルブミン血症
  2. エコー検査
    👉小腸粘膜の線状構造(ゼブラパターン)
  3. 腹水検査
    👉漏出性腹水
  4. 尿検査
    👉蛋白漏出性腎症との鑑別
  5. 内視鏡検査
    👉原因疾患の確定
エコー検査にて腹水の確認
コー検査にて十二指腸粘膜に線状構造
腹水

蛋白漏出性腸症の治療は?

  1. 原因疾患の治療
  2. リンパ管拡張症が原因の場合には低脂肪食

蛋白漏出性腸症の治療のみとおしは?

原因疾患によって治療の反応は様々です。

まずは抗生剤や食事療法(低脂肪食)などによる治療反応を観察しますが、治療にうまく反応しない場合には内視鏡検査などにより原因疾患の確定が必要になります。

重度の低アルブミン血症を示す場合には、血栓塞栓症などの生命に関わる合併症を引き起こす可能性があります。

特に柴犬の腸炎は症状が重篤になりやすいです。飲み薬などであまり良くならない場合には、早めに内視鏡検査をすることをおすすめしています。