クッシング症候群やアジゾン病の検査では、『コルチゾール』というステロイドホルモンを測定します。
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目次
犬猫の血液検査 コルチゾールとは?
コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンで、糖質コルチコイドの1種です。主に以下の働きをする生体には欠かせない重要なホルモンです。
- 肝臓での糖の新生およびグリコーゲン合成促進
- 筋肉での蛋白質代謝
- 抗炎症
- 免疫抑制
イメージとしては、体を元気にするホルモンです。
犬猫の血液検査 コルチゾールの正常値は?
- 犬:1.0〜5.0μg/dl
- 猫:1.0〜10.0μg/dl
それぞれの病院の機械や外注先の検査機関によって、数値の基準は若干異なります。
犬猫の血液検査 コルチゾールが増加する場合は?
- 重度/慢性疾患
- ストレス
- アーチファクト
👉グルココルチコイドとの交差反応
・プレドニゾロン
・プレドニゾン
・コルチゾン など - 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
👉副腎依存性
👉下垂体依存性 - 薬剤
👉抗痙攣薬
犬猫の血液検査 コルチゾールが減少する場合は?
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
👉原発性
👉続発性 - 薬剤
👉慢性的なアンドロジェン投与
👉慢性的なグルココルチコイド投与 など
- Alex Gough Differential Diagnosis In Small Animal Medicine
- シンプル生理学