犬の血液検査CRP(C反応性タンパク)|急性炎症の数値について獣医師が解説

犬の血液検査CRP(C反応性タンパク)

CRPは犬の炎症マーカーです。CRPが高いと体のどこかで炎症を起こしている可能性があります。

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犬の血液検査 CRP(C反応性タンパク)とは?

CRP(C反応性タンパク)とは、体の中で炎症を起こした時に現れる急性相反応物質です。急性相反応物質とは、体内で炎症が起こった時に、急激に血液中に増加するタンパク質の総称です。12時間以内に急激に増加するといわれています。色々な病気で上がってくる数値なので、これだけでは病気の確定は出来ませんが、『体の中で何か異常がないか?』とチェックする時に有用な検査項目です。また、病気の重症度や治療がうまくいっているかの指標にもなります。

猫の炎症マーカーはSAAです。

犬の血液検査 CRP(C反応性タンパク)の正常値は?

  • 犬:<1mg/dl

それぞれの病院の機械や外注先の検査機関によって、数値の基準は若干異なります。

犬の血液検査 CRP(C反応性タンパク)が増加する場合は?

  • 炎症
  • 腫瘍
  • 出産
  • 組織外傷
在宅緩和ケア専門動物病院「犬と猫の緩和ケア」
  • Alex Gough Differential Diagnosis In Small Animal Medicine
  • シンプル生理学

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