犬猫の大腸炎|何度も少量に下痢をする病気について獣医師が解説

大腸炎

・少量の下痢を何回もする
・ウンチの周りにゼリー状のものが付いている
・真っ赤な血便をしている

これらの症状は大腸炎の代表的なサインです。

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犬猫の大腸炎の原因は?

  • ストレス
    ・環境の変化、季節の変わり目など
    ・『ドックランにでかけた』『ペットホテルに泊まった』
    ・『家に知人が遊びに来た』『家に他の犬猫が遊びに来た』など
  • 感染症
    ・ウイルス
    ・細菌
    ・寄生虫
  • 食事
  • 他の病気に続発するもの
    ・炎症性腸疾患
    ・薬の副作用
    ・代謝性疾患
    ・内分泌疾患
    ・ポリープ
    ・腫瘍  など

犬猫の大腸炎の症状は?

  • 少量頻回便
  • 粘液便
  • 血便
  • しぶり
  • 嘔吐
    ・大腸炎の犬の約30%

大腸炎の診断は?

  • 病歴から推測
    ・食事の変化や環境の変化など
  • 糞便検査
  • 直腸検査
  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • エコー検査
  • 内視鏡検査

犬猫の大腸炎の治療は?

  • 食事治療
    👉低脂肪食
    👉高繊維食
  • 駆虫薬
  • 抗菌薬
  • 下痢止めの薬
  • 抗炎症薬
  • 原因となる病気の治療

それぞれの原因に合わせた治療を行います。
ストレスや食事の変化が原因のことが多く、普段通りの生活に戻ると自然に治ることもよくあります。

犬猫の大腸炎の治療のみとおしは?

ほとんどが飲み薬や食事の変更で良くなります。ただし、原因となる病気がある場合は、治療が複雑になる場合もあります。

在宅緩和ケア専門動物病院「犬と猫の緩和ケア」
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