
「FeLVに感染した愛猫が辛そうで心配」
「どんな治療をするの?」
「自宅で何かしてあげられることはないかな」
愛猫がFeLVに感染してしまい、不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
FeLVは猫に白血病やリンパ腫など様々な病気を引き起こすウイルスです。
FeLVに感染・発症すると、猫の命に関わる状態となることも多く、ご自宅でのケアが重要になります。
今回は猫のFeLVについて解説し、ご家庭でできる緩和ケアについて詳しくご紹介します。

FeLVに感染した猫を飼っている方は、ぜひ最後までお読みいただき、ご家庭でのケアにお役立ていただければ幸いです。
猫のFeLVとは?
猫のFeLVとは、猫に白血病を引き起こすウイルスのことです。
ただし、FeLVは猫に感染してすぐに病気を引き起こすわけではありません。
FeLVが持続的に体内に存在すると、やがて発症し、さまざまな病気を引き起こします。
FeLVに感染した猫が発症すると、白血病のほか、
- 貧血
- 腎臓病
- 流産
- リンパ腫
といったさまざまな合併症を起こす可能性があります。
猫のFeLV感染症の症状は?
猫のFeLV感染症では、
- 元気消失
- 食欲不振
- 口内炎
- 体重減少
- 下痢
- 嘔吐
- 貧血
といった症状が見られます。



FeLV感染症は、上記の症状の長期化や合併症の発生により、残念ながら命に関わる状態となることがとても多い病気です。
猫のFeLVの治療は何をする?
猫のFeLVの治療は、現段階で完治する方法が確立されていません。
FeLVに感染している猫に対しては、対症療法と合併症に対する治療が行われます。
一般的によく行われる対症療法として、
- 抗生剤
- 痛み止め
- 吐き気どめ
- 点滴
などが使用されることが多いです。
合併症に応じて、
- 抗がん剤投与
- 輸血
- インターフェロンの投薬
といった治療を行うこともあります。
上記を組み合わせることで、病気の進行を遅らせ、猫のQOLを改善・維持することを目的に治療が行われます。
ご家庭でできる緩和ケアには何がある?


完治が難しいFeLV感染症の猫にとって、ご家庭でのケアは治療の一環としてとても重要です。
ご家庭でできる緩和ケアについてご紹介します。
水分・栄養補給
FeLVの猫では、重度の口内炎を発症していることが多いものです。
猫は口内炎の痛みにより、水分や食事を摂取することが難しくなってしまいます。
注射器やスポイトを用いて、口元に少量ずつ水を入れてあげるのがおすすめです。
猫が体を起こしているのも辛い場合には、猫の頭が少し高くなるように支えながら行ってください。
注射器やスポイトから栄養を補給するには、
- 流動食用の市販フード
- 缶詰やパウチのウェットフード
- お湯でふやかしたドライフード
などを使用すると良いですね。
上記の方法を猫が嫌がったり、よだれがダラダラと出てうまく飲み込めなくなってしまった場合には、
- 皮下点滴
- 経鼻チューブや胃瘻チューブ
といった方法もあります。
愛猫の様子に応じて、獣医師と相談しながらより良い方法を見つけていきましょう。
環境整備
FeLV感染症の猫では、あまり動かなくなったり、寝たきりになってしまったりすることも少なくありません。
猫が自由に動けなくなってしまうと、
- 床ずれができる
- トイレを失敗する
- 不衛生になりやすい
- 二次感染を起こしやすい
といった問題があります。
猫が気に入っている場所があれば、ふかふかのクッションやマットを敷いてあげましょう。
トイレや水飲み場などはできる限り猫の近くに配置するのがおすすめです。
トイレに行けない場合には、猫の体の下にペットシーツを敷き、こまめに取り替えてあげてください。
ペット用オムツを活用するのも良いですね。
体が汚れてしまった場合には、蒸しタオルやペット用ウェットティッシュなどで清潔にしてあげることも大切です。
早めの受診
猫のお世話をする際には、猫の様子や体の状態をよく確認しましょう。
異変があった場合でも、すぐに対応することで重症化を防ぐことができます。



気になることがあった場合には、できるだけ早めに受診してください。
まとめ


いかがでしたか?
猫のFeLVは完治が難しく、辛い経過を辿ることも多い病気です。
少しでも猫と飼い主様が穏やかに快適に過ごせるよう、ご家庭での緩和ケアを取り入れてみてくださいね。
当院は緩和ケアに力を入れております。
FeLVに感染した猫に対しても、状態に応じた治療のご提案が可能です。



猫のFeLVについてお悩みの方や緩和ケアについてご相談がある方は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。













