犬の慢性気管支炎 まとめ

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犬の慢性気管支炎とは?

年間に2ヵ月以上連続した咳が続く状態。かつ、他の病気(心臓の病気、細菌性肺炎、肺腫瘍など)がない場合。

犬の慢性気管支炎の原因は?

  • 原因はよく分かっていない
  • 受動喫煙、過度のにおい(香水・お香など)、気道感染、アレルギー など
  • 肥満は症状を悪化させる要因になる

犬の慢性気管支炎の発症は?

  • 中年齢以上の小型犬に多い

犬の慢性気管支炎の症状は?

  • 1年に2ヵ月以上の連続した咳
  • 呼吸困難
    ・口を開けて呼吸
  • チアノーゼ
    ・舌の色が青い
  • 虚脱
    ・体の力が抜けて、少しの間動けない状態

犬の慢性気管支炎の診断は?

以下の3つを満たしていると慢性気管支炎と診断します。

  • 1年間に2ヵ月以上の連続した咳をしている
    ・2ヵ月間のほとんどの日
  • 粘液をたくさん出す
  • 似た症状を引き起こす他の病気がない
    ・心臓の病気
    ・細菌性肺炎
    ・寄生虫性
    ・真菌性肺炎
    ・肺腫瘍 など

犬の慢性気管支炎の検査は?

  • 聴診
  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 気管支内視鏡
  • 細菌同定・抗菌薬感受性試験
  • CT検査

レントゲン検査:気管支パターン

犬の慢性気管支炎の治療は?

  • 抗炎症薬
  • 抗菌薬
  • 気管支拡張薬
  • 去痰薬
  • ネブライザー治療

犬の慢性気管支炎の治療のみとおしは?

  • 治療の目標は『病気の進行を遅らせること』『症状を和らげること』
  • 完治は難しい
  • 症状に応じて飲み薬を徐々に減らすが、完全に休薬できない場合も多い

普段の生活で気をつけることは?

  • 室内での喫煙をやめる
  • 首輪から胴輪への変更
  • 体重管理  
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