緩和ケア・介護

犬のぶどう膜炎 まとめ

犬のぶどう膜炎とは?

ぶどう膜炎は眼の中の虹彩、毛様体、脈絡膜に炎症を生じる疾患です。
症状が悪化する場合には失明してしまう可能性もあり、早期の適切な治療が必要です。

犬のぶどう膜炎の原因は?

  1. 感染
  2. 免疫介在性
    👉水晶体起因性、ぶどう膜皮膚症候群など
  3. 代謝性疾患
    👉糖尿病、高脂血症など
  4. 腫瘍
  5. 角膜潰瘍
  6. 特発性
    👉原因を特定できない

犬のぶどう膜炎の症状は?

  1. 前房フレア、出血
    👉眼内のにごり
  2. 結膜充血
    👉白目の部分が赤い
  3. 角膜浮腫
    👉眼の表面が白い
  4. 縮瞳
    👉瞳孔が小さい、左右の瞳孔のサイズが違う
  5. 眼の痛み
    👉ショボショボしたり、目をつぶっている

犬のぶどう膜炎の診断は?

  1. 眼の観察
    👉肉眼、スリットランプ
  2. 眼圧測定
  3. エコー検査

犬のぶどう膜炎の治療は?

  1. 原因疾患の治療
  2. 特発性の場合には抗炎症治療
    👉 抗炎症薬の内服および点眼
  3. 合併症の予防
    👉瞳孔の癒着を予防(アトロピン点眼など)

犬のぶどう膜炎の治療のみとおしは?

原因疾患によって変わってきますが、抗炎症薬によって炎症がコントロールで出来れば治る病気です。

炎症のコントロールができない場合には、緑内障や眼球萎縮の原因となります。


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